エゴン・シーレに恋して エゴン・シーレ研究 By Yoshiko KANETA


《花(チェスキー・クルムロフ城庭園)》
1908年 色鉛筆/紙
ウイーン・ミュージアム

すべては試みであればいい

私は16歳の時に出会ったエゴン・シーレの研究をし32年経ってしまいました。しかし,研究や日常生活を通して思うことは、このシーレの「すべては試みであればいい」という言葉です。 なぜならくじけそうでもう一歩も動けない時に、生きる勇気が持てるからです。

シーレは男女の性や苦悩を描いた絵ばかり描いたと思われているかもしれませんが、《花(チェスキー・クルムロフ城庭園)》(上)のように優しく穏やかな作品があったり、私の主テーマであるシーレ草案による「マウソレウム(霊廟)計画」もあります。

そこには「人生は完璧でなくていい」という、私のように生きにくい人が生きていくための愛が溢れています。私のシーレ研究から、みなさまにそんな心を届けられればと思います。

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