筆者の略歴とシーレとの出会い

《シャツで少年を捕まえる犬》
1906年 水彩とインク/紙
グラディッシュ・コレクション

姉メラニー、妹ゲルティと
おもちゃの機関車を持つ5歳頃のシーレ
1895年頃
略歴
1976年 群馬県に生まれる
シーレ作品との出会いは32年前、思春期の時で、音楽家になりたかった夢が叶わなくなり、暗闇の中、人生のどん底にいた時でした。1917年作《左膝を高くして座っている女》が最初の出会いでした。当時は作者も作品名も知りませんでしたが、描かれている女性の見る側に疑問を投げかけるような強い視線が、モデルの内面や精神をも描写しているように思われ、深くひきつけられました。
当時私は何もわかっていませんでしたが、シーレがスキャンダルや裸婦を多く描いた画家で悲劇の画家としてだけ注目されるのは絶対に違うと強く感じました。知らないながらも、この芸術家シーレは繊細で素晴らしい人だ、やさしい人に違いないと思い、もっとシーレのことが知りたくなりました。それからシーレの研究が始まりました。
1999年3月明星大学日本文化学部生活芸術学科卒業 学士号取得
学士論文「エゴン・シーレ作 《ほおずきの実のある自画像》についての考察」
明星大学卒業論文優秀賞取得
2002年10月から2003年7月までエゴン・シーレの研究が認められ、オーストリア政府給費奨学生としてウイーン大学美術史研究所に在籍。
2005年2月から12月まで再びオーストリア政府給費奨学生としてウイーン大学美術史研究所に在籍。
2011年3月群馬大学大学院教育学研究科教科教育実践専攻美術教育専修終了 修士号取得。
修士論文「エゴン・シーレのマウソレウム計画」
2011年4月から2013年3月までエゴン・シーレの研究が認められ、群馬大学大学院教育学研究科教科教育実践専攻美術教育専修に研究生として在籍。
2019年4月から2024年3月まで5年間、明星大学教育学部教育学科通信教育課程にて非常勤教員として従事。
現在エゴン・シーレの本出版に向けて執筆中。
このホームページについて
シーレの芸術作品を見ていくと生と死及び宗教的テーマの重要性が浮かび上がってきます。それは、一般に知られるシーレ理解において、あまり取り上げられない部分です。
シーレ芸術の本髄は芸術を通しての生と死を超えた永遠の命への祈りです。
そして生きることは素晴らしい。
今生きていることの証を表現すること。
これがこのホームページを通じて本当に伝えたいメッセージです。
私も今この瞬間を大切に本当に自分が生きたいような人生を生きようと思います。
エゴン・シーレ作品と出会い早30数年、これからマイペースに気の向くままにシーレを紹介していきます。
気軽にお茶を飲みながら読んでいただけましたら幸いです。
よろしくお願いします。
Yoshiko KANETA


